予定納税って何?
2017.07.05税金の種類
確定申告も終わって、国民健康保険料の通知もきたし、住民税の通知もきたし、
これでやっとひと段落・・・と思っていたら、
予定納税のお知らせが届いたという人がいると思います。
予定納税とは、確定申告で所得税が15万円以上である場合、
今年もおそらく同じくらいだろうと予想して、
所得税の一部を前払いする制度です。
確定申告で計算した所得税の3分の1を
第1期 7月1日~7月31日まで
第2期 11月1日~11月30日まで
の2回に分けて納めることになっています。
納付書をもって、金融機関や税務署の窓口で納付または、
口座振替の申請をしていれば、自動的に振替納税をすることができます。

ただ、中には、去年はいっぱい稼いだけど、
今年は、全然出勤できていない!という人や、
辞めてしまって、そんなに払えない・・・という人もいるでしょう。
その場合は、予定納税が減額される制度があります。
7月15日までに、「予定納税額の減額申請書」を税務署に提出し、
承認されれば、減額することができます。
なお、この減額申請書には、6月30日時点の見積額を計算して、
記載しなければなりません。
予定納税は、あくまで所得税の前払いです。
税金が増えるわけではありません。
ただ、予定納税も納期限を過ぎてしまうと、
延滞税が発生する場合があります。
第1期の期限は7月31日ですので、
通知が来ている人は早めに納税するようにしましょう。
所属 公認会計士協会中国会 中国税理士会
公認会計士 第31637号
税理士 第128479号
1977年広島県呉市生まれ。会社が倒産した祖父と同業で起業した父の後ろ姿を見て育つ。青山学院大学経済学部卒業後、大手監査法人で幅広い業種の監査やコンサルティング業務を経験。その後、祖父及び父の経営していたような中小企業や個人事業主・フリーランスを助けるべく奮闘中。
税理士に断られてきた夜職の方々も秘密厳守で税務の視点から多くのお客様をサポート。IT/AIを駆使した業務効率化とサービス提供を行い、多くのお客様に最善のサポートを行っている。



