市役所・区役所からのおたずね
2017.12.07よくあるご質問
最近、ラインでの問い合わせで多いものの1つに、
「こんな書類が送られてきました。どうしたらいいですか?」
というものがあります。
こんな書類というのは、
簡単に言うと、市役所や区役所から、
「あなたにこれだけの報酬を払いましたという報告がありましたが、
無収入となっています。収入がある場合は、申告してください。」
という内容の書類です。

キャバ嬢やホステスさんで所得税を引かれている方で、
確定申告をしていない場合、このような書類が届きます。
では、なぜ確定申告していないのに、
収入があるとバレたのでしょう!?
それは、お店が税務署にきちんと報告しているからです。
所得税を引いているお店は、
このキャバ嬢にこれだけ報酬払いましたよ、
このホステスさんにこれだけ報酬払いましたよ
というのを報告する必要があります。
そして、税務署は、その収入の情報を
キャバ嬢やホステスさんの住んでいる市役所・区役所へ送ります。
ここで、確定申告をしていれば、
キャバ嬢やホステスさんが申告した金額も、
税務署→市役所の流れで情報が伝わっているので、
市役所側がお店の報告とキャバ嬢・ホステスさんの報告とが
合っているという確認がとれ、おたずねは来ません。
いきなり市役所からおたずねが来たらびっくりしますよね!
ただ、所得税を引かれている人の場合、
確定申告をすればその税金が戻ってくる可能性があります。
確定申告をしなければ、戻ってこないですので、
今年は確定申告をしてみてはいかがでしょうか。
所属 公認会計士協会中国会 中国税理士会
公認会計士 第31637号
税理士 第128479号
1977年広島県呉市生まれ。会社が倒産した祖父と同業で起業した父の後ろ姿を見て育つ。青山学院大学経済学部卒業後、大手監査法人で幅広い業種の監査やコンサルティング業務を経験。その後、祖父及び父の経営していたような中小企業や個人事業主・フリーランスを助けるべく奮闘中。
税理士に断られてきた夜職の方々も秘密厳守で税務の視点から多くのお客様をサポート。IT/AIを駆使した業務効率化とサービス提供を行い、多くのお客様に最善のサポートを行っている。



