扶養家族って!?②
2017.09.01控除
今日は、扶養家族の判定をする上での注意点のお話しです。
よくテレビなどで、103万の壁と聞きますよね。
これは、会社員やアルバイトの人が
1年間でもらう給与の金額が103万以下であれば、
税法上の扶養家族に入れるという意味です。
給与と報酬は全く別のものですので、注意が必要です。
報酬をもらっている方は、
年間の報酬(売上)が103万以下かどうかは関係ありません。
売上-経費=所得
↑これが38万以下であれば、
親の扶養にはいることもできます。
次に、配偶者がいる方の注意点です。
1つ前のブログの4要件の1つ目にも書きましたが、
配偶者以外が税法上の扶養家族となります。
いくら所得が38万以下でも、
配偶者は税法上の扶養家族には含まれません。
それは、なぜか!?
配偶者は、配偶者控除という別の制度があるからです。
配偶者控除を受けるための所得要件も、
同じく年間の所得が38万以下ですので、
売上(報酬)-経費=38万以下であれば、
配偶者控除を受けられることになります。
所得が38万以下だからといって、
配偶者控除と扶養控除の両方が
受けられるということにはなりませんので、
注意してくださいね!