確定申告書Aと確定申告書Bの違い
2017.02.25税金基礎知識
確定申告書にはAとBがあります。
では、この申告書Aと申告書Bでなにが違うのでしょうか。
まず、申告書Aですがこれは主に会社員やアルバイト、パート、年金受給者の方が使うものです。
所得の種類が給与所得や公的年金等・その他の雑所得、配当所得、一時所得のみで、なおかつ予定納税のない方が利用できます。
予定納税とは、前年の所得税が15万円以上だった場合に納めることになる前払いの税金です。
会社員が医療費控除や住宅ローン控除を受けたい場合などに申告書Aを使います。
次に、申告書Bですがこれは所得の制限がなく、誰でも使用できる確定申告書です。
申告書Aは記入する内容が少なく、申告書Bの簡易版だと考えてもらえばいいと思います。
では、キャバ嬢などの水商売の方はどちらを使えばよいのでしょうか。
キャバ嬢の方などは事業所得として収入を得ているので、申告書Bを使うことになります。
お昼と夜の仕事両方やっている方も申告書Bで確定申告することとなります。
武信公認会計士・税理士事務所
武信隼人
所属 公認会計士協会中国会 中国税理士会
公認会計士 第31637号
税理士 第128479号
1977年広島県呉市生まれ。会社が倒産した祖父と同業で起業した父の後ろ姿を見て育つ。青山学院大学経済学部卒業後、大手監査法人で幅広い業種の監査やコンサルティング業務を経験。その後、祖父及び父の経営していたような中小企業や個人事業主・フリーランスを助けるべく奮闘中。
税理士に断られてきた夜職の方々も秘密厳守で税務の視点から多くのお客様をサポート。IT/AIを駆使した業務効率化とサービス提供を行い、多くのお客様に最善のサポートを行っている。



