マイナンバーって!?②
2017.12.27マイナンバー
前回に続き、マイナンバーのお話です。
マイナンバー導入で、
キャバ嬢や風俗嬢の多くが心配している
副業がバレる!!
脱税がバレる!!
という話があります。
しかし、これは、マイナンバー導入によって
バレるようになったのではありません。
マイナンバーが導入される前から、
キャバクラや風俗店は、
「誰にいくら払ったか」を「税務署」に報告する義務があり、
その書類のことを「法定調書」といいます。
今までは、源氏名を使って
その法定調書を作成しているキャバクラも多かったでしょう。
適当な名前や住所を書き、税務署に提出していたのです。
それが、マイナンバー導入によって、変わりました。

キャバクラのお店が税務署に提出する書類には、
各キャバ嬢のマイナンバーを書いて
提出しなければならなくなったからです。
デタラメな名前・住所・マイナンバーを書いていると、
不正が発覚しやすくなります。
この
「キャバクラ店や風俗店にマイナンバーを提出しなければいけない」
ああああああああ| |
「副業がバレる」「脱税がバレる」
という話になっているのだと思われます。
ただ、法定調書の提出義務は前からあったものですので、
実は、マイナンバーが導入されていなくても、
脱税は以前からバレる可能性があったわけです。
長くなるので続きます。
所属 公認会計士協会中国会 中国税理士会
公認会計士 第31637号
税理士 第128479号
1977年広島県呉市生まれ。会社が倒産した祖父と同業で起業した父の後ろ姿を見て育つ。青山学院大学経済学部卒業後、大手監査法人で幅広い業種の監査やコンサルティング業務を経験。その後、祖父及び父の経営していたような中小企業や個人事業主・フリーランスを助けるべく奮闘中。
税理士に断られてきた夜職の方々も秘密厳守で税務の視点から多くのお客様をサポート。IT/AIを駆使した業務効率化とサービス提供を行い、多くのお客様に最善のサポートを行っている。



