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キャバ嬢・ホステスで領収書がない場合の経費処理|なくした・もらえないときの対処法領収書がない経費はどうする!?

2018.01.23経費

キャバ嬢やホステスとして働いていると、ドレス代やヘアセット代、同伴・アフターの飲食代、タクシー代など、仕事のためにさまざまな支出が発生します。
その中でよくあるのが、 「領収書をなくしてしまった」「そもそも領収書をもらっていない」 というケースです。
領収書がないからといって、必ず経費にできないわけではありません。一方で、メモを残せば何でも経費になるわけでもありません。
この記事のポイント ・領収書をなくした場合の対処法 ・領収書がもらえない支出の記録方法 ・クレジットカード明細や出金伝票の使い方 ・夜職で経費になる可能性がある支出 ・過去の確定申告もしていない場合の対応方法

領収書がなくても経費にできる場合がある

経費を考えるうえで大切なのは、領収書という書類があることだけではありません。
「実際に支払ったこと」と「仕事のために必要だったこと」を説明できるか が重要です。
そのため、領収書をなくしてしまった場合でも、クレジットカード明細や銀行振込の履歴、注文履歴など、ほかの資料から支払いの事実や仕事との関係を確認できれば、経費として認められる可能性があります。
「領収書がなくても大丈夫=証拠がなくても大丈夫」ではありません。
支払日・支払先・金額・内容・仕事との関係が分かる資料を、できるだけ残しておきましょう。

働き方によって税金の扱いが変わることもある

キャバクラやクラブで働いているからといって、すべての方が同じ税務上の扱いになるわけではありません。
お店との契約内容や実際の働き方によって、報酬として受け取るケースもあれば、給与として扱われるケースもあります。
この記事では、主に自分で収入と必要経費を計算して確定申告する方を想定して解説しています。
夜職の確定申告全体の流れや、収入・経費の整理方法を先に確認したい方は、 夜職の申告方法:個人事業主向けガイド もご覧ください。

領収書をなくしてしまった場合はどうすればよい?

領収書をなくしたことに気づいたら、まずはほかに支払いを確認できる資料が残っていないか探しましょう。

まずはお店に領収書を再発行できるか確認する

支払いをした店舗へ連絡して、領収書や支払証明書などを再発行してもらえるか確認してみましょう。
店舗によって対応は異なりますが、日付・金額・購入内容などを伝えることで確認してもらえる場合があります。
再発行できない場合は、無理に領収書だけにこだわらず、次に紹介する代わりの資料を探します。

クレジットカード明細や銀行の利用履歴など代わりになる資料を残す

クレジットカードの利用明細や銀行口座の振込履歴、キャッシュレス決済の履歴などは、支払いを確認するための資料になります。
ただし、カード明細だけでは「何を購入したのか」まで分からないことがあります。
その場合は、注文履歴、購入明細、予約確認メールなども一緒に保存し、具体的な内容が分かるようにしておきましょう。
Amazonなどのネットショップで購入した場合は、購入履歴や電子領収書を確認できることもあります。
電子データで受け取った領収書や請求書については、紙だけではなく元の電子データも保存しておきましょう。

再発行できない場合は出金伝票やメモで支払い内容を記録する

領収書やレシートを紛失し、ほかの資料も十分に残っていない場合は、出金伝票やメモに支払い内容を記録しておきましょう。
記録しておきたい内容 ・支払った日付 ・支払先 ・支払った金額 ・購入・利用した内容 ・何の仕事のために支払ったのか
たとえば「タクシー代3,000円」だけではなく、「○月○日・同伴後の移動・○○駅から○○店まで」のように、後から見ても仕事との関係が分かるようにしておくと説明しやすくなります。
ただし、 出金伝票を作っただけで必ず経費になるわけではありません。
クレジットカード明細やスケジュール、予約履歴など、ほかの客観的な資料があれば一緒に残しておきましょう。

そもそも領収書がもらえない場合はどうする?

電車・バス代、慶弔費など、そもそも領収書が発行されにくい支出もあります。
このような場合でも、仕事との関係と支払いの事実を説明できる記録を残しておくことが大切です。

支払った事実が分かる資料を残す

領収書が発行されない場合は、次のような資料がないか確認してみましょう。
・クレジットカードの利用明細 ・銀行口座の振込履歴 ・交通系ICカードの利用履歴 ・ネットショップの注文履歴 ・予約確認メール ・結婚式の招待状や葬儀の案内など
一つの資料だけですべてを証明しようとするのではなく、支払いの事実が分かる資料と、仕事との関係が分かる記録を組み合わせて保存するとよいでしょう。

仕事との関係が説明できるメモを残す

キャバ嬢・ホステスの経費では、仕事とプライベートの境界が分かりにくい支出も多くあります。
同伴・アフターの飲食費やプレゼント代などについては、 「誰との支出だったのか」「何のために使ったのか」 を簡単に記録しておきましょう。
お客様の本名を書くことに抵抗がある場合は、自分で分かるイニシャルや顧客管理上の呼び名などを使い、後から仕事との関係を確認できるようにしておく方法もあります。

キャバ嬢・ホステスの経費はどう判断する?

経費 になるかどうかを判断するときは、単に「売上につながったか」だけで決めるのではなく、 その仕事を行うために必要だった支出か を考えます。

仕事に関係する支出かどうかを考える

お客様への営業活動、仕事専用の衣装、仕事上必要な移動など、業務との関係を説明できる支出は、経費として扱える可能性があります。
一方で、友人との食事、普段着、私生活のための美容費など、仕事をしていなくても発生する個人的な支出については、原則として経費にはできません。

仕事とプライベートの両方で使うものは家事按分を検討する

スマートフォン代やWi-Fi、家賃など、仕事でもプライベートでも使っているものについては、仕事に使用した部分を合理的に区分できる場合、その部分を経費として扱えることがあります。
この考え方を「家事按分」といいます。
「なんとなく半分」ではなく、使用時間や面積、実際の使い方などから、割合の根拠を説明できるようにしておきましょう。

【項目別】キャバ嬢・ホステスが経費にできる可能性があるもの

ドレス・衣装・靴

お店でのみ着用するドレスなど、仕事専用で使用していることを説明できる衣装は、業務との関係を示しやすい支出です。
一方、普段も着られる洋服、バッグ、靴、アクセサリーなどは、私生活でも利用できるため慎重に判断する必要があります。

ヘアセット・美容院・ネイルなど

美容関係の支出は、夜職で特に判断に迷いやすい項目です。
たとえば、出勤日に仕事のためだけに行うヘアセットなどは、業務との関係を説明しやすいケースがあります。
一方で、通常の美容院代、ネイル、基礎化粧品、エステなどは、私生活にも効果が及びます。
そのため、 「夜職だから美容に使ったお金は全部経費」ではありません。 実際の仕事内容や利用目的などから個別に判断する必要があります。

同伴・アフターの飲食代

お客様との同伴・アフターなど、営業活動として行った飲食で自分が負担した金額は、 接待交際費 などの経費として扱える可能性があります。仕事との関係を説明できるようにしておきましょう。
その際は、「誰と」「何の目的で利用したのか」を記録しておきましょう。

お客様へのプレゼント・慶弔費

お客様との関係維持を目的としたプレゼントや、業務上の関係がある方へのご祝儀・香典などについても、仕事内容との関係が明確であれば経費になる可能性があります。
特に金額が大きい場合は、相手・目的・支払いの資料などを残しておきましょう。

タクシー・電車などの交通費

同伴やアフター、営業活動など、仕事のために必要となった交通費は経費となる可能性があります。
ただし、お店から交通費を支給・精算してもらっている金額を、自分の経費として重ねて計上しないよう注意しましょう。
同伴・アフター後の移動など、どのようなタクシー代なら経費として考えられるのか詳しく知りたい方は、 キャバ嬢・ホステスのタクシー代 もご覧ください。

新聞・書籍などの情報収集費

お客様との会話や仕事内容に必要な情報収集を目的とした新聞・書籍などは、仕事との関係を説明できれば経費になる可能性があります。
単に「教養のために読んだ」というだけではなく、仕事にどう使用したのか説明できるようにしておきましょう。

スマホ代・Wi-Fi料金

LINEでのお客様対応やSNSによる営業活動など、仕事でスマートフォンやインターネットを使用している場合は、業務に使用している部分を経費にできることがあります。
プライベートでも使用している場合は、利用時間や利用状況などをもとに合理的に按分します。

家賃・水道光熱費

自宅の一部を明確に仕事用スペースとして使用しており、仕事に使用している割合を合理的に区分できる場合は、家賃や水道光熱費の一部を経費として扱えるケースがあります。
「衣装を置いているから家賃の半分」などと一律に決めるのではなく、面積や使用実態などの根拠を残しておきましょう。

領収書・レシートを受け取るときのポイント

領収書だけでなくレシートも保管する

経費の証明という点では、領収書だけにこだわる必要はありません。
レシートには、日付・店名・金額・購入内容まで記載されていることが多いため、何に支払ったのかを確認する資料として役立ちます。

宛名より「何に使ったか」が分かることも大切

領収書の宛名を本名で受け取れる場合は、本名で受け取っておくと分かりやすいでしょう。
ただし、宛名がないレシートだからという理由だけで、直ちに経費の証拠として使えなくなるわけではありません。
日付・支払先・金額・購入内容などが確認できるかも重要です。

同伴やプレゼントは「誰に・何のために」をメモする

飲食代やプレゼント代など、プライベートな支出と区別しにくいものについては、領収書・レシートと一緒に用途を記録しておきましょう。
たとえば、「○月○日・A様・同伴」「B様・誕生日プレゼント」などの簡単な記録でも構いません。

過去の確定申告もしていない場合はどうする?

「今年の領収書がない」という問題と、 「過去数年の確定申告そのものをしていない」 という問題は分けて考える必要があります。
過去分を申告していない場合でも、領収書がすべて揃っていないからといって、何もできないとは限りません。
通帳、クレジットカード明細、注文履歴、請求書、売上資料などを集め、過去の収入と経費を整理していきます。
過去の申告もしていない方へ 領収書がなくても、通帳やカード明細などから申告を進められる場合があります。 無申告で領収書がない場合の対処法を見る
過去数年の確定申告そのものをしておらず、「夜職の収入はどうやって税務署に把握されるの?」と不安な方は、 夜職・水商売の無申告はバレる?現金売上・銀行入金・税務署の確認ポイント もご覧ください。

キャバ嬢・ホステスの経費と領収書に関するよくある質問

高額なプレゼントも経費になりますか?

金額だけで一律に「○円までなら経費」と決まっているわけではありません。
お客様との関係、仕事内容、プレゼントをした目的などから、仕事に必要な支出だったことを説明できるかがポイントです。
金額が大きい場合は特に、相手・目的・支払いの資料を残しておきましょう。

美容整形やエステは経費になりますか?

美容整形や一般的なエステは、仕事だけではなく私生活にも効果が及ぶため、個人的な支出と判断される可能性が高くなります。
夜職という理由だけで自動的に経費になるわけではありません。個別の事情によって判断が異なるため、迷う場合は 夜職に強い税理士 へ相談する方法もあります。

交通系ICカードにチャージした金額は全部経費にできますか?

チャージした金額をそのまま全額経費にするのではなく、実際に仕事で使用した交通費を記録して経費にするのが基本です。
ICカードの利用履歴などから、仕事で利用した日付・区間・目的を確認できるようにしておきましょう。

経費を入れ忘れて確定申告した場合、後から直せますか?

経費の計上漏れなどによって税金を多く申告していた場合は、原則として法定申告期限から5年以内であれば「更正の請求」を検討できます。
反対に、税額を少なく申告していた場合には、修正申告が必要になることがあります。
後から手続きをするときにも、その経費を確認できる資料が重要になるため、領収書や代わりとなる資料はできるだけ保存しておきましょう。

今年の確定申告をできるだけ手間なく進めたい方へ

「領収書をどう整理すればいいのか分からない」「毎年、自分で経費を判断するのが面倒」という方は、確定申告を税理士へ任せる方法もあります。
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まとめ|領収書がなくても、まずは支払いを確認できる資料を集めよう

キャバ嬢・ホステスの経費は、領収書がないという理由だけですべて諦める必要はありません。
まずは店舗への再発行の確認や、クレジットカード明細、銀行の振込履歴、注文履歴など、支払いを確認できる資料を探してみましょう。
領収書がもともと発行されない支出の場合は、出金伝票やメモなどに 「いつ・どこに・いくら・何のために支払ったのか」 を記録しておくことが大切です。
また、衣装代や美容代、同伴費、通信費などについても、「夜職だから経費になる」と一律に判断するのではなく、仕事との関係を説明できるかという視点で判断しましょう。
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